走行距離や獲得高度ではなくガーミンの「トレーニング効果」を指標にしてみるのも良いかも

ほとんどのガーミンのランニング/アウトドアウォッチにはトレーニング効果という機能がついてます。

(ForeAthlete35Jなどのエントリーモデルは対応してないようです)


ガーミンユーザーならご存知のトレーニング効果ですが、1度おさらいをしてみたいと思います。


ガーミンフェニックス5のマニュアルより引用

トレーニング効果

トレーニング効果(TE)とは、ユーザーの有酸素運動能力と 無酸素運動能力にトレーニングがもたらす効果を数値で示すも のです。トレーニング効果は、ユーザープロフィールと心拍数、 アクティビティの継続時間や強度、アクティビティタイプ、運動 中に蓄積した EPOC 値を基に算出されます。数値はアクティビ ティ中にトレーニングページに表示可能なため、現在のトレー ニングがどの程度自身のフィットネスに効果をもたらしているか をすぐに確認することができます。 トレーニング効果の測定には、光学式心拍計または別売のベル ト式心拍計で心拍データを取得してアクティビティを行う必要が あります。

有酸素トレーニング効果(有酸素 TE)

有酸素トレーニング効果(有酸素 TE)は、アクティビティ中の 心拍データから、トレーニングがもたらす有酸素運動への影響 を計測し、フィットネスレベルの維持や向上に対する効果を示し ます。中強度の一定したペースで行う運動や、180 秒以上継続 して運動するインターバルを含むワークアウトは、有酸素性エ ネルギー代謝を促し、有酸素運動能力に高い向上効果をもた らします。

無酸素トレーニング効果(無酸素 TE)

無酸素トレーニング効果(無酸素 TE)は、アクティビティ中の 心拍データとスピード(またはパワー) から、トレーニングが もたらすきわめて高い強度の運動に対するユーザーの能力やパ フォーマンスへの効果を示します。10 秒から 120 秒までの短い インターバルを高強度で繰り返し行うワークアウトは、無酸素 性キャパシティーの向上にかなり高い効果をもたらします。 トレーニング効果の数値は、初めの数回はかなり高く表示され ることがありますが、アクティビティを繰り返すにつれユーザー のフィットネスに適応した数値になっていきます。


このように有酸素と無酸素の両方のトレーニング効果を数値化してくれます。


これはトレーニング完了後に時計でも確認することが出来ますし、アプリのガーミンコネクトでも確認出来ます。




このTE値によって実施したトレーニングで狙った効果を得られたかどうか判定出来ます。


例えば、無酸素トレーニングとして400mインターバルを400mのジョグで繋いで5本実施した時の無酸素トレーニング効果(無酸素TE値)が2の無酸素フィットネスの維持だった場合は無酸素トレーニングの効果があまりなかったと言えます。


おそらく400mの設定タイムが遅かったか、繋ぎの距離が長かった、もしくは本数が少なかったと思われます。


このように感に頼る事なく効果的なトレーニングを実施するのに役立ちます。


そこで、僕が考えたのが月間のトレーニング目標にトレーニング効果(TE値)を取り入れることです。


従来から走行距離や獲得高度を月間トレーニングの指標にしていましたが、これでは、どの程度の強度で、どれ位の時間トレーニングしたか見えてきません。


そこで

無酸素トレーニング効果を月間○○ポイント
有酸素トレーニング効果を月間○○ポイント

このように各TE値を月間目標に取り入れるのが良いと考えた訳です。


編集後記

より効率的なトレーニングを行う指標としてのトレーニング効果(TE値)を今年は活用していきたいと思います。