2015富士登山競走山頂コース完走記•五合目〜山頂編

 スタート〜五合目編のつづきです。

nagashige.hatenablog.com

 

※ゴール地点以外の写真は6月28日の試走時に撮影した物を使ってます。 

 

第6エイド6合目(安全指導センター)

標高2380m、16km地点。

 

5合目佐藤小屋を出て6合目まで来ると、そこは森林限界。

一気に展望が開けます。

でもレース当日はガスっていて視界がとても悪かったです。

 

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この砂礫の坂は足が滑ってとても歩き難いったらありゃしない。

 

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最初の岩場です。

この先の急登の岩場に比べたらまだまだ序の口。

 

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第7エイド7合目(花小屋)

標高2700m、17km地点。

 

ここまでは割りと順調。

 

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ここから本格的な岩場が始まり8合目白雲荘まで続きます。

岩場が苦手なのでこの区間がとても辛かったです。

 

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この急登で両方のふくらはぎが攣りそうになり焦りました。

 

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第8エイド8合目(太子館)

標高3100m、18km地点。

長い岩場で足が終わってしまい3000mオーバーの標高で空気が薄く身体が思うように動きません。ヤバイ…

 

 

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 白雲荘の近くから太子館を見下ろす。

岩場で終わった足にはこの砂礫は辛く一気にペースダウン。

しばらく歩いては立ち止まって休憩の繰り返しでした(T_T)

 

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第9エイド8合目(白雲荘)

標高3200m、18.2km地点。

日本で2番目に高い北岳の標高は3193m。

ここまで来ると全ての山を見下ろす感じになる。

それにしても空気が薄く辛かった(^_^;)

もう少しで第2関門の本8号目なので頑張らねば!!

 

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第2関門本8合目(富士山ホテル)

標高3400m、18.8km地点。

スタートして3時間29分13秒で到着。

ちなみに8合目と山頂の関門通過打ち切り時間は次の通りです。

 

  • 八合目(富士山ホテル)関門通過打ち切り時間:午前11時(スタート後4時間)
  • 山頂ゴール制限時間:午前11時30分(スタート後4時間30分)
目標のサブ4を達成するには30分以内で山頂まで行く必要があります。
 
昨年は31分56秒で山頂まで行ってるので楽勝!!のはず...
 
 

 

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試走の時はここから見上げると山頂が見えましたがレース当日は視界が悪く足元しか見えません。

 

ゴール地点が見えなくて非常に不安でした。

 

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第10エイド8合5勺(御来光館)

標高3450m、20km地点。

何とかたどり着いた8合目5勺。

両足のふくらはぎが攣ってきてペース維持が出来ません。

あー、このままだと4時間切れないかもしれない... 

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晴れてると山頂が見えるので、あともう少し!!頑張れ!!って気合い入れが出来るんですが当日は真っ白で何も見えません。

 

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ちょうど俺と同じくサブ4を狙っている知人が前にいたので、置いて行かれないように必死であとを追いました。

 

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この鳥居をくぐりって30mほど階段を上ると山頂です。

 

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山頂のゴールを目の前にして鳥居の真下で両足のふくらはぎが攣って動けなくなり屈み込んでいると、応援に来ていた知人から「サブ4まであと1分!!がんばれーー!!」と大声援を受けて慌てて歩きだしました。

 

ゴール山頂(久須志神社)

標高3776m、21km地点。

3時間59分33秒でフィニッシュ!!

ゴール直後にまたまた両足のふくらはぎが激しく攣って動けなくなります。

ギリギリでしたが何とかサブ4を達成出来て本当に良かったです。

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今回の装備や補給食 の感想

昨年はボトルポーチに500ccのドリンクと補給食を入れて走ったんですがこれが結構重たく感じたので今年は思い切ってドリンクは持たずに補給食は短パンのポケットに入れて走るというミニマムなスタイルで走りました。
 
コース内に給水ポイントが沢山あるためドリンクを携帯しなくても全然問題なく良かったです。
 
腰にボトルポーチをつけて走るって結構ストレスになるんですよね〜
 

シューズ

富士登山競走については登りオンリーでロード区間も長いのでトレランシューズは必要なく軽くてグリップ力があるランニングシューズで十分だと思ってます。

 

今年のシューズはアシックスのランニングシューズ「ターサージールTS2」+インナーインソールはスーパーフィートのブルー。
 
昨年はターサーJAPANで走りましたがターサージールの方が若干軽いので今年はこっちにしました。
 
ターサーシリーズで採用されているデュオソール(黒いブツブツのやつ)は結構グリップ力があるので不整地でも威力を発揮します。
 
使用前
試走の時には標準装備のインナーインソールで走りましたが足元がグニャグニャとして捻挫しそうになったのでスーパーフィートに交換しました。
 
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最初、ターサージールTS2は外側しかデュオソールが使われていないためグリップ力はどうかな?って思ってましたが問題なく走れました。
 
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使用後

レース当日の下山道の砂礫は湿っていたお陰でソールがあまり傷まなくて良かったです。

 

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サプリ

カフェイン入りのショッツを7個とアミノバイタルを4個。

ショッツは大体30分おきに摂り、アミノバイタルはスタート前、馬返し、5合目、8号目で摂りました。

カフェイン入りのショッツはレースでいつも使っているので問題なかったです。

アミノバイタルは富士登山競走で毎年使っていますが効果が体感出来ないので来年はやめようと思います。

電解質(ナトリウムやカリウム)はショッツにも含まれているので今年は塩熱サプリなどは使わなかったんですが含有量が少ないのか馬返し〜5合目間で早くもふくらはぎが攣りそうになりました。ちなみに昨年は塩熱サプリを使用したけど5合目以降に太ももが攣ってます。練習で足が攣ることがほとんどないので富士登山競走特有の気象条件(気温差や空気が徐々に薄くなるなど)も関係しているのかもしれません。来年に向けて摂取するタイミングや量をもう少し研究する必要があります。

 

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ウェア

サロモンのサンシェード付きキャップとサロモンのタンクトップTシャツ「S-LAB SENSE TANK」は昨年と一緒。

新たに採用したのがC3fitのアームカバーと首に装着するbuffみたいなやつ。この2つは暑さ対策の為に採用。エイドで掛け水をして気化熱で身体を冷やす作戦です。これはなかなか良かったです。

 

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それとノースフェイスUSAのインナーショーツ付きの短パン。お尻にポケットがありジェルを入れておくのに好都合。
 
昨年はサロモンの「S-LAB SENSE Shorts 」を履いたので今年も履く予定だったんですがショッツとアミノバイタルをポケットに入れて走ってみたらずり下がってきたので(S-LAB SENSE Shortsは腰紐がないんです)やめました(^_^;)
 
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ソックスはタビオスポーツの足袋タイプのやつ。
最近はこればっかりです。
 
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まとめ

正直、3時間50分は切れるかなって思ってました。

スタート〜5合目間はまぁ想定通りのタイムだったんですが、7合目〜山頂のタイムが思ったほど良くなくて登山力をもっと強化しないとダメって痛感しました。

今年はやろうと思って出来なかったトレーニングとしてロードの峠走をがっつり走って重たい足で登山練習で追い込むってやつなんかを来年はしっかりやっておきたいですね。