ガーミンのConnect IQデータフィールドアプリでランニングパワーを計測出来るようなりました

昨年12月にリリースされたガーミンのConnect IQデータフィールドアプリでランニングパワーを計測出来るようになりました。

Garminfenix5&HRM-Run

これから何回かに分けてランニングパワーについて書いていきたいと思いますが今回はランニングパワーの概要、対応モデル、必要なセンサー、設定方法などの解説をしたいと思います。

ランニングパワーとは

ランニング中のパワーは

体重×加速度×速度

このような計算式で求めることができ単位はワット(watts)で、示されます。

ちなみに1馬力は745Wです。

自転車のトレーニングでは走行中のパワーを活用したトレーニングは既に常識となっており解説書も沢山出版されているのでパワートレーニングを実施しているサイクリストは多いと思います。

ところがランナーでパワートレーニングをやっている人は殆どいないはず... 国内では。

もちろんランナー向けの日本語の解説書も皆無です。

何故なら自転車用のパワー計は何年も前から存在していましたがランニング用のパワー計がなかったからです。

と言っても3年ほど前にSTRYD(ストライド)と言うランニングパワー計が海外(確かアメリカ)で発売されランニングのパワートレーニングの解説書も出版されています。

store.stryd.com


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STRYD(ストライド)



ようやく日本でも昨年あたりからSTRYDが発売されるようになりましたし昨年末からガーミンでもパワーを計測する機能が追加されました。

ガーミンでパワー計測に対応したモデル

2018年3月21日現在の対応モデルは次の通りです。

fēnix 5

fēnix 5S

fēnix 5X

fēnix Chronos

ForeAthlete 935

ForeAthlete 645/645 Music(3月下旬発売予定)

気圧高度センサー内蔵モデルっていうことです。

必要なセンサー

Gセンサー(加速度センサー)が必要です。

  • HRM-Run


  • HRM-Tri

  • Running Dynamics Pod


Connect IQ ランニングパワーアプリ設定方法

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Connect IQ ランニングパワーアプリ


ランニングパワーアプリは全部で5種類あります。

・Average Running Power

・Combo Running Power

・Lap Running Power

・Last Lap Running Power

・Running Power

もしインストールするなら現在のランニングパワーのみを表示する「Running Power」か4種類を全部表示する「Combo Running Power」のいづれかがいいでしょう。


今回は「Running Power」をガーミンフェニックス5に設定する方法を説明します。


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ランニングパワー画面


キー操作は下図を参考にして下さい。

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キー操作


1.「▲STARTボタン」>トレイルランを選択>「▲STARTボタン」

パワーを表示させたいアクティビティを選択します。

今回はトレイルランを選択します。


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トレイルランを選択


2.計測画面>「UPボタン」長押しでメニューページを表示


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計測画面


3.「▲STARTボタン」でトレイルラン設定を選択

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メニューページ


4.「▲STARTボタン」でトレーニングページを選択


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トレイルラン設定画面


5.「UPボタン」か「DOWNボタン]で「+追加」を表示させる。

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トレーニングページ編集画面




6.「▲STARTボタン」で「+追加」を選択

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追加画面


7.「▲STARTボタン」でカスタムデータを選択


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画面選択


8.今回は1項目しか表示させないのでそのまま

「▲STARTボタン」で「1項目」を選択

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画面分割の設定


9.ダウンロードしたConnect IQデータフィールドアプリの内容を表示させたいので

「▲STARTボタン」でConnect IQを選択


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表示項目の選択


10.ダウンロードされたConnect IQデータフィールドアプリが表示されている。

「▲STARTボタン」で「ランニングパワー」を選択

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データフィールドアプリ一覧画面


11.パワー画面が表示されて設定が完了

「BACKボタン」を数回押して最初の画に戻す

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ランニングパワー画面


これでランニングパワーを確認しながら走る事が出来るようになります。


ランニングパワーの解説書

今のところ日本語のランニングパワーの解説書は出版されてません。

多分。もし出版されてたら誰か教えて下さい。

英語が読めるんならこれがいいです。



「Run with POWER」の紹介サイトはこちら

runwithpower.net


次回の記事ではランニングパワーの活用方法などを書きたいと思います。