気になる3月の雪上レース 2つを紹介
3月に雪上を駆ける、おもしろ楽しそうなレースが2つ開催されますのでご紹介します。
爆雪 RUN in 嬬恋高原
開催日時:2019年 3月 9日(土)
スケジュール
11:00 受付開始(13:00まで)
12:30 開会式・競技説明会
13:00 スタート(ジュニア)
13:30 表彰式(ジュニア)
14:00 スタート(常人・鉄人・超人・変人コース)
16:00 ゴール制限時間
16:00 表彰式(常人・鉄人・超人・変人コース)
SNOW VERTICAL DOWN 2019 ~NAEBA-RISING~
開催日1日目: 2019年3月16日(土)
スケジュール
11:00~受付開始
15:00~開会式
16:00~ダウンヒルレース予選1
16:30~ダウンヒルレース予選2
17:00~ヒルクライムレース本選
19:30~中夜祭開始(ダウンヒルレースファイナリスト発表)
21:00~中夜祭閉幕
開催日2日目:2019年3月17日(日)
スケジュール
5:30~ファイナリスト集合
日の出(6:00頃)~ダウンヒルレース決勝
7:30~ ファイナルFUNラン
8:45~ 表彰式
9:15 閉会
Snow Vertical down in 2018 ~NAEBA-RISING~ Qualification
最後に
個人的には「SNOW VERTICAL DOWN 2019」の初日に開催されるヒルクライムレースが4月の粟ヶ岳バーティカルの練習にうってつけなんで出てみたいと考えてます。
17時にスタートして5kmもゲレンデを逆走するなんて!!
こんなクレージーなレース、考えただけで鳥肌が立つほどワクワクします。
とは言え爆雪 RUNの超人、変人コースも変態の血が騒ぎます。
どちらかにするか迷います。
いっそのこと2つとも出るとか...(笑
ガーミンフェニックス5のGPS設定でGLONASSとGALILEOのどちらの精度が高いか検証してみた
今年の10月のソフトウェアバージョンアップによってガーミンフェニックス5も欧州の測位衛星のGALILEOに対応したので従来から対応していたGLONASSと比較してどちらの精度が高いか検証してみました。
ちなみにGLONASはロシアの測位衛星です。
GALILEO対応になった事はこちらの記事で紹介しています。
ガーミンフェニックス5がGalileoに対応 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
テスト時の条件など
テスト場所は、いつも練習に使っている陸上競技場の400mトラックで行いました。
各測位衛星ごとに、トラックを5周した時の距離を測定しました。
時間:午前5時20分〜6時15分
場所:富山県下新川郡入善町
天候:曇り
捕捉可能な衛星の種類と数
この場所は見晴らしもよく上空には多くの衛星が見えていますので、ガーミンフェニックス5側でも多くの衛星の信号を捕捉可能と推測出来ます。
GPS:水色 11機
QZS(みちびき):ピンク色 4機
GLO(GLONASS):緑色 10機
GAL(GALILEO):青色 7機
まとめ
今までUltraTracモードは使用した事がなかったので結果が楽しみでしたが、想像以上に誤差が大きかったのでビックリでした。
インドアトラックモードは冬季間に雪で外を走れない時などにトンネルや体育館で走る際に利用してます。
2km程度なら誤差も僅かなのであまり気になりませんが、10kmくらい走ると何百メートルも誤差が出ます。フットポッドを使うとかなり正確に測定出来るらしいので真剣に購入を検討中です。
今回のテストではGALILEOを使った方が精度が良かったですが、計測時の気象条件や場所や時間帯によっても変動しますので、あくまでも参考程度にとどめて頂いた方がいいと思います。
とりあえずはこの結果を踏まえてしばらくはGALILEOモードの設定で使用することにします。
12月23日追記
コメントで教えて頂いたのですが衛星が15度より高い位置に多くあれば精度が上がるそうです。
トレーニング時の配置と角度を確認して、どれを選ぶのか決めると良いですね。
「商品レビュー」計測出来るのは心拍数だけじゃない! GARMIN(ガーミン) ハートレートセンサー HRM4-Run
今回は1年と2ヶ月前に、ガーミンフェニックス5と同時に購入したハートレートセンサー HRM4-Runの紹介です。
ガーミンフェニックス5には光学式心拍センサーが内蔵しているのに、どうしてハートレートセンサーHRM4-Runを購入したかと言うと乳酸閾値が測定出来たり、Gセンサー内蔵なので歩幅、上下動値、接地時間などのデーターを取得出来るからです。
まず最初はハートレートセンサーHRM4-Runの外観などをご紹介します。
商品の詳細
こんなパッケージに入ってます。
商品構成はハートレートセンサー、延長用ベルト、マニュアルの3点です。
両サイドの長方形部分が電極になってます。
赤いカバーの中にボタン電池が入っています。
使用頻度にもよりますが僕の場合は半年くらいで電池が消耗したので新しい電池に交換しました。
乳酸閾値
ガーミンフェニックスシリーズなどの乳酸閾値を測定する機能に対応しているモデルの場合はハートレートセンサーHRM4-Runを使用すると乳酸閾値を測定する事が出来ます。
動画
測定方法はこちらの動画をご覧下さい。
取得出来るデータ
ガーミンフェニックス5は内蔵の気圧高度計で高度を計測しているのでGPSで高度を計測しているモデルよりも正確に計測出来ますし温度センサーにより気温の計測も出来ます。この様な理由からメーカーではランニングウォッチではなくアウトドアウォッチのカテゴリーに位置付けてます。
ハートレートセンサーHRM4-Runがない場合とある場合の取得出来るデータは次の通りです。
まとめ
ガーミンフェニックス5とハートレートセンサーHRM4-Runを1年2ヶ月使って分かった事ですが、ガーミンフェニックス5の光学式心拍センサーは以前のモデルに比べると、かなり精度が良くなっており実用性が高いですが、まだまだ不安定な部分もあります。
たとえば気温が低い時やインターバルトレーニングのように心拍数が急激に変動する場合、ベルトが緩んで日光などの干渉を受けている場合などは精度が落ちる場合があります。
そもそも光学式心拍センサーはLEDのライトで皮膚を照らして血流の変化を分析して脈拍数をカウントしてます。心臓の鼓動数である心拍数と脈拍数は同じです。
しかも心臓からかなり離れた末端の手首の脈拍をセンサーでカウントしているので激しい心拍の変化に対応出来ない場合もあります。
僕のように心拍数を基にトレーニングの強度を評価する心拍トレーニングを行う場合はどんな状況下でも正確に心拍数を測定してくれる上にしかも心拍数以外のデーターも取得出来るハートレートセンサーHRM4-Runはマストアイテムです。
昔の心拍センサーと比べると格段に良くなっています。非常に軽くベルト部分が布のカバーになっているので肌への当たりも優しく、ずれ落ち難いので長時間装着していてもストレスを感じることはあまりありません。
ガーミンで正確に安定した心拍数を測定したいと考えている方は是非とも検討してみて下さい!
今回紹介した商品
乳酸閾値比較「ガーミンフェニックス5の測定値とVDOTと実測値」
先日、富山県総合体育センターに行って最大酸素摂取量(VO2max)の測定した結果を基に乳酸閾値を判定しました。
測定の様子や結果はこちらをご覧下さい。
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「測定編」 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「結果編」 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
今回はガーミンフェニックス5の測定値、VDOTと実測値の比較がテーマなので乳酸閾値についての解説は割愛しますが下の動画を見て貰えればだいたい分かると思うので興味のある方はどうぞ。
今回の測定値を基に作成したグラフです。
「結果編」の記事でも書きましたが今回の測定でかなり低い強度で乳酸閾値に達する事が判明しましたので、とりあえずはVO2max 47.9ml/kg・分の88%で換算した下記の強度を乳酸閾値強度として採用する事にしました。
実測値の乳酸閾値強度
心拍数 146bpm前後
ペース 4:50/km前後
ガーミンフェニックス5の乳酸閾値強度
ガーミンフェニックス5では別売りのハートレートセンサーを使用すると乳酸閾値を計測することができます。
ガーミンフェニックス5で測定した乳酸閾値強度は次の通りです。
心拍数 152bpm
ペース 4:21/km
VDOTの乳酸閾値強度
現在のVDOT45.8の乳酸閾値強度は次の通りです。
ペース 4:34/km
ダニエルズのランニングフォーミュラでは、次の様に書いてあります。
乳酸閾値強度は、言わば快適なきつさである。確かに、比較的速く走ってはいるが、そここその時間(練習なら20〜30分間)維持出来る、というペースだ。レースなら、休養をとってピーキングすれば60分間は維持出来る。
きつさで表現すると
実測値から判定した強度は楽
ガーミンフェニックス5の測定値はかなりきつい
VDOTの強度はややきつい
快適なきつさって言うのは良くわかりませんが練習で20〜30分間維持出来るペースならVDOTの強度です。
まとめ
この結果も個人差があるのでなんとも言えませんが、体感的にはVDOTの強度が一番しっくりする感じです。
平地でのトレーニングではペース管理が出来ますが山やトレイルの場合は一定ペースで走れないので心拍数で強度を管理すれば良いと思います。
ガーミンのVO2max推定値とVDOTの推定値のどちらが実測値と比較して正確なのか検証してみた
先日、富山県総合体育センターに行って最大酸素摂取量(VO2max)を測定してきましたが、実際のVO2maxとガーミンフェニックス5が測定した推定値、ダニエルズ氏らが考案したVDOTのどちらが正確なのか検証したいと思います。
ガーミン編
僕が愛用しているガーミンフェニックス5はランニングスピード、1分あたりの脈拍、心拍数の変動といったデータから最大酸素摂取量(VO2max)を推定してくれます。
現在の推定値は57ml/kg・分です。
それに対して先日、富山県総合体育センターで計測した値が47.9ml/kg・分です。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「測定編」 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「結果編」 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
ちなみにガーミンフェニックス5が最大酸素摂取量(VO2max)の推定値から予測したレースタイムがこれです。
5km 18:04
10km 37:29
ハーフマラソン 1:22:53
フルマラソン 2:53:05
直近の僕の5kmのタイムが21:30なので実際より結構、かけ離れた値になってます。
ガーミンのVO2max測定機能が備わったモデルを使用しているユーザーさんの話を聞くと多くの人が実際よりかなり高めになると言ってますので僕だけのケースではないと思います。
心拍数の変動と酸素摂取量の変動には相関関係があるので呼気の分析をしなくてもVO2maxの推定値を求める事が出来るようですが、同じ運動量でも心拍数は人によって異なりますのでガーミンの推定値と実際値が同じくらいになる人もいれば僕のように大きくブレる場合もあります。
VDOT編
次にダニエルズのランニングフォーミュラの著者であるジャック・ダニエルズ氏と彼の指導を受けていた、ジミー・ギルバート氏と共に作成したVDOT一覧表と比較してみます。
自分のVDOTは直近のレースタイムを基に特定出来ます。
僕の場合、最近の5000mのタイムが21分30秒なので、このタイムでのVDOTは45.8となります。
この時の距離は長い方が正確なVDOTを求める事が出来ますが最近、10kmやハーフ、フルマラソンを走ってないので、とりあえず5000mのタイムを利用する事にします。
このVDOTは基本的にVO2maxとだいたい同じになるそうです。
僕のVDOTが45.8でVO2maxの実測値が47.9なのでかなり近いと言えます。
実測したVO2maxとVDOTとの差が出る場合はその人のランニングの経済性(ランニングエコノミー)が影響して実測値より高くなったり低くなったりするそうです。
VDOTは「ダニエルズのランニングフォーミュラ」内の一覧表で確認出来ますが、このアプリを用いて求める事も出来ます。
VDOTを基にしたトレーニング別の強度
TYPEがトレーニングの種類です。
例えば「Threshold」は乳酸閾値(LT)の事ですので乳酸閾値を向上させるためのトレーニングペースは4:34であると言うようにトレーニング別の強度を簡単に求める事が出来ます。
まとめ
僕の場合はガーミンの最大酸素摂取量(VO2max)の推定値は全く参考にならないと言う事がわかりました。
意外だったのがVDOTが実際のVO2maxにかなり近かったと言うことでした。
VDOT一覧表が作成されてから長きに渡って選手や指導者に使用されてきたのも納得できる結果でした。
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「結果編」
今回の記事では先日、測定してきた結果の発表をしたいと思います。
測定編の記事はこちらです。
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「測定編」 - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
結果
身体測定
身長:178.4cm
体重:60.5kg
胸囲:83.0cm
座高:97.1cm
上腕皮下脂肪:4.5cm
背部皮下脂肪:6.0cm
体脂肪率:9.3%
1セット目
時間:3分
スピード:150m/分(ペース6:40/km)
酸素摂取量:31.5ml/kg・分
心拍数:114bpm
血中乳酸濃度:2.8mmol
2セット目
時間:3分
スピード:180m/分(ペース5:33/km)
酸素摂取量:36.0ml/kg・分
心拍数:133bpm
血中乳酸濃度:3.2mmol
3セット目
時間:3分
スピード:210m/分(ペース4:46/km)
酸素摂取量:43.2ml/kg・分
心拍数:149bpm
血中乳酸濃度:5.4mmol
4セット目
時間:3分
スピード:240m/分(ペース4:10/km)
酸素摂取量:46.7ml/kg・分
心拍数:158bpm
血中乳酸濃度:6.6mmol
5セット目
ここでVO2maxに達しました。
時間:2分11秒
スピード:270m/分(ペース3:42/km)
酸素摂取量:47.9ml/kg・分
心拍数:162bpm
血中乳酸濃度:11.6mmol
グラフ
乳酸閾値(LT)を判断する為にグラフ化してみました。
測定後にグラフを何種類か貰いましたがブログ用に作成したものを掲載します。
X軸が走行速度、Y軸が血中乳酸濃度です。
僕のランニングの教科書の1つ「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」によると血中乳酸濃度が2mmolを超えて3mmolあたりで急に上昇するポイントがあり、この変換点が「閾値」であると書いてありますが、今回の測定結果を見てみると、なだらかな曲線を描いているので良くわかりません。
「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」にはこうも書いてあります。
閾値ペースの強度を生理学的に表現すると、十分にトレーニングを積んだランナーの場合に、おおよそVO2maxの86〜88%もしくは最大心拍数の88〜90%だという事です。
この事から判断すると3セット目辺りが閾値なのでは?と推測します。
スピード:210m/分(ペース4:46/km)
酸素摂取量:43.2ml/kg・分
心拍数:149bpm
「2018年12月20日追記」
この記事を投稿した後に色々調べていたら3セット目では乳酸値が5.4mmolですので乳酸閾値としては高すぎるようです。
安静時の2mmolから1.2mmol上昇した2セット目の3.2mmolのポイントを乳酸閾値と判定すべきだと思います。
この時の心拍数が133bpmでペースが5:33/km、酸素摂取量36ml/kg・分でしたので、かなり低い強度で乳酸閾値に達してしまうようです。
一般的には上述した通り、乳酸閾値の強度は、おおよそVO2maxの86〜88%もしくは最大心拍数の88〜90%です。
心拍数が133bpmでペースが5:33/kmだとジョギングペースなのでちょっとおかしい気がしますので次回、測定した時に再評価したいと思います。
とりあえずはVO2maxの88%で換算した下記の強度を乳酸閾値強度としておきます。
心拍数 146bpm前後
ペース 4:50/km前後
まとめ
7年前に測定した時は50.3 ml/kg・分でした。
これを維持出来てると思っていただけに結果を知った時はショックでした。
しかし最大酸素摂取量は加齢とともに低下するそうなので、仕方がないのかもしれません。
ランニングのパフォーマンスを決める要素の中でも特に大事なものとして最大酸素摂取量(VO2max)、乳酸閾値(LT)、ランニングエコノミーの3つがあります。
今よりも速く走れるようになるには、この3要素をバランスよく向上させる必要があります。
一番大事なのは今回の計測結果を今後のトレーニングにどのように活かすかがポイントです。
「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」の場合は各トレーニングの種類と強度を具体的に示しており例えばイージーランニング(Eランニング)の場合はVO2maxの59〜74%、インターバルトレーニング(Iトレーニング)の場合はVO2maxか、それに極めて近い値に設定すべきと言ったようにVO2maxを基準に強度を定めています。
正確な最大酸素摂取量(VO2max)や乳酸閾値(LT)が分かれば感に頼ることなく効率の良いトレーニングが出来るようになりますので、これからのトレーニングに活用していきたいと思います。
富山県総合体育センターで最大酸素摂取量(VO2max)の測定をしてきた「測定編」
先日、富山県総合体育センターにて最大酸素摂取量(VO2max)などの測定をしてきました。
富山県総合体育センターでは呼吸循環器系機能測定を実施しており、最大酸素摂取量(VO2max)、運動の効率、乳酸閾値などを測定する事が出来ます。
この測定は今回で3回目の測定になります。
1回目は20年位前に自転車エルゴメーターで行いました。その頃は自転車競技をやっていたので。
2回目が7年前でトレッドミルで計測してます。
ちなみに測定を希望する方は予約制なのでホームページに書いてあるメールか電話で問い合わせて下さい。
受付
受付では同意書や問診票を記入して測定費用の1050円を支払いました。
県の施設ならではの超格安料金!!
やればやるほど赤字になるそうです(笑
測定ではスポーツドクターの立会いの元、5名ほどのスタッフで行いますから当然でしょうね。
身体測定
受付後は別室に移動して身体測定を行います。
血圧や座高、身長、体重、皮下脂肪の厚さ測定と行い、心電図の計測で終了です。
ここまでで異常がなければ測定準備に取り掛かります。
測定開始
いよいよ測定開始です。
測定方法は徐々に負荷を上げながら運動し、運動時の呼気を分析して、最大酸素摂取量(VO2max)、運動の効率、乳酸閾値などを求めます。
最初はウォーミングアップからですが、まずは安静時の乳酸値を測定するために指先に針を刺して血液を出し、乳酸値を測定する装置で血液中の乳酸値を求めます。
数分間のウォーミングアップが終わると測定開始です。
3分走って1分休憩が1セットで、トレッドミルのスピードを徐々に上げていき、もうダメってとこまで続けます。
最初の1セット目は150m/分からスタートしました。
これは各自の走力から判断して決めます。
時速に換算すると9km/時でペースだと6分40秒/km
これなら早歩き程度なので楽勝です。
休憩時に指先の血液から乳酸値を測定します。
休憩時に苦しさを伝えるためボードに書いてあるのを指さして伝えます。これはマスクをしているため声が聞こえにくいためです。
非常に楽から始まって非常にきついまで段階的に書いてあります。
このような測定機器で計測します。
今回は150m/分からスタートして180、210、240、270と徐々にスピードを上げていきました。
2セット目:180m/分です。
時速に換算すると10.8km/時でペースだと5分33秒/km
このスピードはいつものジョグペースなので気持ちよく走れます。
3セット目:210m/分です。
時速に換算すると12.6km/時でペースだと4分46秒/km
このスピードはちょっときついですが、まだまだ余裕があります。
4セット目:240m/分です。
時速に換算すると14.4km/時でペースだと4分10秒/km
このスピードは5000mのレースペースより少し速いのでかなりきついですが3分間走り切る事が出来ました。
5セット目:270m/分です。
時速に換算すると16.2km/時でペースだと3分42秒/km
最近の1000mのタイムが3分50秒くらいなので、このスピードで3分間走るのは厳しいけど気合いで乗り切ってやると意気込んでスタートしました。
あまりにもきつくて凄く時間の経つのが長く感じます。スタッフの方にあと1分と言われ「えー!もうギリギリなのに後1分もムリムリ!!」
ヘタレなので手を上げてギブアップを表明しトレッドミルを止めてもらいました。
さて結果はどうだったのでしょうか。
次回の記事で結果を発表したいと思います。
2019年のランニング日誌はiPadのノートアプリに決定!!
来年のランニング日誌はiPad用のノートアプリ「GoodNotes 4」を利用する事にしました。
今年はダイゴーのB6版のスケジュール帳をランニング日誌として使ってました。
レビュー記事はこちら
2018年のランニング手帳はこれに決定! - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
ダイゴーの手帳は凄く気に入っていて来年も引き続き使うつもりで2019年版を購入済みでした。
しかし、来年のランニング日誌は、せっかくアップルペンシル対応のiPadを購入したので、手書きのランニング日誌と同じ物をiPad上で再現出来ないか試してみました。
今まで使っていた手書きのスケジュール帳とGoodNotes 4を並行して使ってみたところ思いのほか使い勝手が良かったので来月からGoodNotes 4に移行する事にしました。
GoodNotes 4で試してみたカレンダー
・月間ブロックカレンダー
ブロック形式が曜日別のトレーニングメニューを把握しやすいです。
・月間ガントチャート
ガントチャートに印を付ける事でどんなトレーニングを何回、どんな頻度で行なったか俯瞰出来るので便利です。
GoodNotes 4をランニング日誌化
手順は簡単です。
PDF形式のカレンダーフォームをダウンロードして読み込むだけです。
無料のPDFカレンダーをダウンロード
ネット上にPDF形式のカレンダーを無料でダウンロード出来るサイトが沢山ありますので、ご自分の気に入ったカレンダーはすぐに見つかると思います。
今回はこちらからダウンロードしました。
pdf de calendar 2 | 200種超のリフィル(.pdf)を無料でダウンロード
GoodNotes 4は読み込んだPDF形式の書類にアップルペンシルを使って直接書き込む事が出来ます。
まとめ
ランニング日誌に限らずスケジュール帳などは文字やイラストなど手書きでパッと書けた方が断然使い勝手が良い反面、あのメモはどこに書いてあったけな?と後から探すのに苦労します。
しかし、iPad+アップルペンシル&ノートアプリを利用するとデジタルとアナログの良いとこ取りした実に使い勝手がいいツールとして活用出来るようになります。
まさに以前から出来たらいいなと思っていた事が実現できました。
今回紹介したアプリ
「ショートレビュー」ガーミンフェニックス5サファイア 「トレッドミル編」
ガーミンフェニックス5のトレッドミルモードの精度はどの程度なのか試したレビューが、まだだったのでご紹介します。
ガーミンフェニックス5でGPSの信号をキャッチ出来ない屋内トレーニングを行う場合にはトレッドミルモードや屋内トラックモードを利用する事により内蔵の加速度センサーを用いてピッチを測定し、距離に換算してくれます。
マニュアルより引用
屋内でのトラック走や、トレッドミルやフィットネスバイクを使用したトレーニングを行う場合には、GPSを利用しない屋内アクティビティを選択します。屋内ランニングアクティビティでの距離やペース/スピード、ピッチなどのデータは、デバイスに内蔵の加速度計で計測されます。
加速度計は自己校正します。屋外でGPS を利用したランまたは ウォークのアクティビティを数回行うと、加速度計の計測データ 精度が向上します。
デバイスを装着した手でトレッドミルの手すりをつかむなどして固定した状態で走った場合、加速度計によるデータ計測の精度が低くなります。屋内ランでより正確なデータを計測するには、別売のフットポッドを使用してください。
先日、自宅トレッドミルで10kmを走った時の結果です。
ガーミンフェニックスでの計測結果は9.8kmでしたので、だいたい200mの誤差です。
購入直後の時は400m位の誤差だったのでマニュアルにも書いてある通りGPSの使える屋外で何度か走ると加速度センサーの精度は向上するようです。
ここで考えなくてはいけないのがトレッドミルにも誤差があると言うことです。
モーターの劣化やベルトの伸びなどでトレッドミル自体にも誤差が生じます。
現に僕が愛用しているイグニオのトレッドミルは購入して3年目になりますがベルトが少し伸びてきたのが原因なのかスピードと距離が一致しません。
例えばキロ4分ペースで1km走ればタイムは4分になるはずなのに4分10秒になったりします。
両方に誤差がありますが、トレッドミルよりガーミンフェニックスの方が誤差が大きいと仮定して話を進めます。
先ほどの10km走の際にガーミンフェニックスで計測したピッチと歩幅のスクリーンショットです。
ガーミンフェニックス単体では歩幅のデーターは取れませんがGセンサー内蔵の心拍計を装着して走ると歩幅データーも計測出来ます。
やはり手首に装着している加速度センサーで正確にピッチを計測するのは無理な話しなワケで、走りながら水分補給をしたりタオルで汗を拭いたりします。常時リズムカルに腕振りをしていないのが誤差の要因にもなります。
当然、シューズに装着するフットポッドを使えばかなり正確に計測出来ますがトレッドミルだけのために購入するのは、ちょっと躊躇してしまいます。
まとめ
GPSが使えないトレッドミルで正確に計測するにはフットポッドを利用した方がいいですが、そこまで厳密に計測出来なくてもいいという方はガーミンフェニックスかトレッドミルのどちらかを基準にすれば良いでしょう。
たかが数百メートル、されど数百メートルですが(笑
今回紹介した商品
「書籍紹介」スカイランニングに取り組む僕が繰り返し読んでいる4冊の教科書
スカイランニングに取り組んでいる僕が何度も繰り返し読んで参考にしている書籍を紹介したいと思います。
ランニングの教科書は
・ダニエルズのランニングフォーミュラ
・リディアードのランニングバイブル
スカイランニングの教科書は
・ランニング登山
・サブスリー漫画家激走山へ!
以上の4冊です。
それぞれの書籍を簡単に紹介します。
ダニエルズのランニングフォーミュラ
著者:ジャック・ダニエルズ
『ランナーズ・ワールド』誌上において「世界一の指導者」との評価を得てきた。世界トップクラスの中長距離選手(大学生あるいは卒業生)のコーチ、そして精神的な支柱としてのキャリアは50年以上にも及ぶ。近代五種の競技者としてオリンピックで2度メダリストとなり、世界選手権でも優勝している。オクラホマ・シティ大学、テキサス大学、ニューヨーク州立大学コートランド校などのコーチを歴任している。なかでもコートランド校はダニエルズの指導のもと、NCAAディビジョン3の団体優勝を8回成し遂げ、30人の全米チャンピオンを輩出し、130人以上の選手を全米選手権に送り込んだ
ジャック・ダニエルズ氏が考案したVDOTと呼ばれる指数を用いレベルに応じたトレーニング強度を求めます。このVDOTを元にした期別、距離別、種目別の具体的な練習メニューや補助的トレーニングなど,ランニングに必要なことが全て解説されており世界で最も読まれているランニング教本です。
VDOT指数を算出するアプリ
VDOTは「ダニエルズのランニングフォーミュラ」内の一覧表で確認出来ますが、このアプリを用いて求める事も出来ます。
ダニエルズのランニングフォーミュラについては、こちらの記事で詳しく解説してます↓↓↓
「書籍」ダニエルズのランニング・フォーミュラ第3版を購入・このトレーニング方法を採用することにしました - しげちゃんのアクティブライフ2ndステージ
リディアードのランニングバイブル
著者:アーサー・リディアード
リディアードが1960年代に自らを実験台として確立させたトレーニング方式は、彼の近所の一握りの若者達がオリンピックでメダルを獲得する、ということで実を結びました。そしてその後半世紀、運動生理学の分野は、やっとその正当性を立証するに至ったのみで、それを乗り越えるトレーニング法というものは、出てきていないのです。そのトレーニングの基礎となる考え方は、現在の世界中のトップレベルのランナー、コーチほとんどすべてのトレーニングの基礎となっています。それは、一言で言えば、基礎となる有酸素能力を高め、その上に順序だったトレーニングを積み上げていくことで、本番となるレースで体調をピークに持っていく、というものです。
このアーサー・リディアードのトレーニング法は、1960年、ローマ五輪で、ピーター・スネル、マレー・ハルバーグ、バリー・マギーの3人が表彰台に上がる、という快挙から始まり、その後世界中の数え切れないほどのランナー達の基礎となってきました。そして、それのみでなく、その考え方の根底は、現在世界中で何万人もの「ジョガー」達の基礎ともなっているのです。
小出監督や瀬古監督など多くの指導者が影響を受けたと言われる本書は、日本語訳の初版が1993年に出版された古い本ですが、運動生理学に裏づけされたトレーニング理論は今でも色あせることがなく現在のランニング教本に書かれていることは本質的に同じだと思います。年齢別、性別、種目別の具体的なトレーニング内容が記載されているのが特徴的です。
登山マラソン
著者:下嶋 溪
1944年神奈川県に生まれる。高校1年から丹沢で山登りを始め、以後無雪期は沢登り、積雪期は単独縦走、山スキーを主体に、南・北アルプス、八ガ岳、上信会越と広範囲に活動する。一方、1975年頃からランニングも本格化し、山を走る魅力にとりつかれ、毎年数多くのランニング登山を実践している。本職は国立大学工学部の教官であったが、在外研究員としてスイス滞在中の1999年に、マッターホルンでの滑落事故により死去
出筆協力:松本 大
1983年群馬県に生まれる。スカイランニングを専門としている山岳アスリート。3歳から父に連れられ山登りを始める。2006年からスカイランナーワールドシリーズ(SWS)のレースに参戦し、自己最高の世界ランクは2015年の10位。2015年、2016年アジア選手権で連覇。日本各地での山岳スポーツの競技普及のために日本スカイランニング協会を設立。国内のスカイランニングのシリーズ戦などのプロデューサーも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1986年に発行され、一度絶版になりましたが、スカイランナーの松本大氏(日本スカイランニング協会代表)の「はじめに」と「コラム」を加筆し、復刊されました。
著者の下嶋氏は国立大学工学部の教官だったということもあり科学的知見を元に山を走る技術や医学的・生理学的な面から見た山岳走、シューズ・装備・食料に至るまで具体的な数値やグラフを用い、こと細かく解説されています。
サブスリー漫画家激走山へ!
著者:みやすのんき
52歳、53歳とサブスリーを達成したマンガ家みやすのんきの54歳シーズンは、日本最高峰である富士山をふもとの富士吉田市役所から駆け上がる「富士登山競走」(標高差3000m)と日本トレイルランニング大会の最高峰「日本山岳耐久レース、通称ハセツネCUP」(累積標高差4582m)への挑戦だった!その全貌を公開すると共に、山登りの足の使い方はマラソンとどう違うのかを
マンガ家ならではの独自の視点で分析していく。
「漫画家が書いたランニング本なんて?!」とバカにするなかれ。みやすのんき氏のランニング本は全て購入してますが、どれも漫画家ならではの観察力、自身が書いたイラストを用いた解説はとても分かりやすく参考になります。本書では、みやす氏が1シーズンで「富士登山競走山頂コース」、「ハセツネCUP」の両方を初チャレンジで時間内完走した経験を元に具体的な攻略法、山の歩き方や走り方、具体的なトレーニング方法など写真やイラストを多用した本格的な解説本です。
まとめ
その人の年齢や性別、走力や先天性の能力の違いなどにより全ての人に合うトレーニング方法などないと思います。自分に合ったトレーニング方法を確立するには色々なトレーニングを試し「トライアンドエラー」の繰り返しで見つけ出すしかないと思ってます。
特に長きにわたり多くの指導者や競技者に読み継がれている教本は普遍的な価値がありますので是非、一度手に取っていただきたいと思います。